京の名水
古都の味
【醸す】
五紋神蔵を醸す鴨川蔵は、町中にある蔵であるが故に、享保11年(1726年)創業後、昭和の終わりから平成にかけて、
酒造りを断念せざるを得ないような、様々な困難を経て14代目当主 松井八束穂が平成21年に同じ場所に復活させる。
そんな鴨川蔵は人の手だけで行うには限界がある「温度管理」と「衛生管理」においては、
最新の設備を整える新しいかたちの蔵の一方で、全量「手造り」による古く伝統的な手法にこだわる。
「酒は微生物たちの力を借りて醸され、醸された酒を歳月が熟成させます。
“愛される酒になれ” “悦ばれる酒になれ”自然の恵みである酒に、
造り手の思いを感じていただけるよう、真摯に酒造りに向き合います。」
と15代目当主松井 治右衛門は話す。
【冬の生酒】
江戸時代、松井の酒は二隻の船“八幡丸・天神丸”で海を渡りました。創業当時から続く銘柄「富士千歳」は、霊峰富士に航海の安全を祈願しお客さまの千歳の幸せを願い命名されたと伝えられます。その富士千歳を代表する“原酒”は、酒槽から流れ出たままを瓶詰めし、割水をしておりません。とろりと濃い酒ですので、オンザロック又は冷やで。冬の寒い間だけ、生酒を出荷しています。
酒別/本醸造
原材料名/米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分/19度
米の品種/五百万石
精米歩合/70%
酵母/オリジナル
飲み方/◎冷酒 ◎常温 ◎燗酒
保存方法/要冷蔵